『プルースト効果』

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例年よりも早く梅雨が明け、暑い日が続いています。

毎年感じる同じ夏の匂い。。。

特に夏は、季節の匂いを感じます。

今回はそんな匂いについて。

ふとした時に香った匂いで強烈な懐かしさを覚えることがありませんか?

私は匂いフェチであるため、とても敏感に感情が作用します。

  • 夏の雨上がりの土の匂い
  • 昔使っていたシャンプーの香り
  • 体育館のホコリっぽい匂い
  • すれ違った人の香水

匂いを嗅ぐことにより、過去の記憶や感情を思い出す現象を『プルースト効果』と呼ばれています。

このプルースト、とはフランスの作家のマルセル・プルーストのことで、その半生をかけて執筆したと言われる著作『失われた時を求めて』の中で主人公がマドレーヌを紅茶に浸した時の、その香りで幼少時代を思い出す場面があり、その表現から、匂いを嗅いで記憶や感情が蘇る働きのことをプルースト効果と呼ぶようになりました。
プルースト効果が起こる理由は、人間の嗅覚と脳の仕組みが関係していると考えられています。

香りと記憶が結びつくその訳は私たちの脳の仕組みと関係

脳には思考や判断を司る大脳新皮質と、感情や本能を司る大脳辺縁系という器官があります。五感のうち「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」の4つは、大脳新皮質を経由してから海馬に送られます。しかし、「嗅覚」だけは大脳新皮質を経由せずに、記憶を司る海馬の存在する大脳辺縁系にほぼ直接的に信号を送られるため、他の五感より感情や本能、記憶に働きかける力が強いと言われています。海馬は記憶の保管庫のような場所なので、匂いを察知するとその時に感じた喜怒哀楽や好き嫌いの感情までもが呼び起こされるという仕組みなのだそうです。

認知症の病理病変は、初期に嗅覚の低下があげられます。嗅覚と記憶が密接な関係であることがよくわかります。そして、アロマオイルなどで嗅覚を刺激する認知症予防もあるようです。

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香りの持つプルースト効果を仕事や読書の時間、就寝時などの日常生活に取り入れて、気持ちの切り替えやリラックスできる環境づくりに生かしていきたいです。

LABORATORIO OLFATTIVO〈ラボラトリオ・オルファティーボ〉

GIARDINO D’INVERNO ザルディーノインベルノ(冬の庭)

シトラスとウッディノートがとけ合う、深い静寂が広がる香り。空気の澄んだ冬の庭を散歩するようで、芯のある凛とした印象と。…紹介文を引用。

*ローズベリー、マンダリン、カルダモン、アニス、シダー、ムスク、サンタル、バオバブ*

こんな香りと一言で表現できないが、静寂という言葉がぴったり。

お気に入りのルームフレグランスのご紹介でした。

では、また♡

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