こんにちは♬*。
この週を乗り越えれば、5/1,2を休暇にして9連休の方も多いのではないでしょうか。
羨ましいですが、9日間も休んでしまうと、仕事を忘れてしまいそうなので、私は2日間の平日頑張ります!!
春の美食会へ
今週の日曜日、4月23日は『春の美食会』に行ってきました。
今年で3年目となるこのお食事会は、赤坂のうさぎやさんで開催されます。
季節の旬の食材を使った、本格フレンチです。年に2,3回行われ、常連さんにお声がかかるようです。
◇ http://www.usagiya-akasaka.jp/ (公式サイトはこちら)
◇ 赤坂うさぎや (食べログはこちら)
通常の営業は、落ち着いたマジックバーとなっています。
カウンターはプライベートな空間で、お酒も食事も美味しいフレンチも楽しむことができ、会話に困った時にもマジックがあるので間をもたせることができる利点も。友人とでも、恋人とでもぴったりなBarです。
こちらのシェフは元ホテルオークラのエポックで働いていた方で、フランスでの料理修行経験もあるため、本場のフレンチが楽しめます。
外観は昭和な趣ある建物です。
17:00 オープンで食事会が始まるまでは1Fのbarで軽くお酒とスナックの提供があります。
写真にある丸いボール、『グジュエール』というスナック。チーズでできたこのスナックはコクがあり、後引く美味しさ。何個でも食べられる…。
羊のミルクのチーズに紅茶のジャムとイチジクのジャムのようなものをのせた軽食(名前は難しくて覚えられませんでした…)もあり、食事前にはちょうど良い感じ。
お部屋の内装も和室で落ち着いた雰囲気です。
本日は15品のコース。
メニューを見てワクワクしました。
シェフが会の冒頭のご挨拶で『自分の食べたいと思うものを作りました』と、そのひと言で益々お料理が楽しみに!!
また、この会ではお料理に合わせた飲み物がマリアージュされて提供されます。これも毎回びっくりするほど、お料理に合うお酒で、驚きます。なかなか手に入らないお酒もあるのですが、普段のお酒選びの参考にもなります。
所々にうさぎがいます♡
グランクリュ・ケフェルコフ
村を囲むように6つの丘から成るグランクリュ・ケフェルコフの花崗岩・砂利・炭酸塩砂岩で育つゲヴュルツトラミネール・リースリング・ミュスカの3品種をプレス後、100年以上のフードルで24ヶ月発酵・熟成しました。憂いある麦わら色、ブリオッシュやハニーバナナの香り、少々ガスを含んだ落ち着いた塩味、たっぷり充実した果実感と程良い熟成感、均衡のとれたアフターが素晴らしい仕上がりです。
このフランスの白ワイン、少し変わった印象の辛口です。少し、薬草の様な…でも、こちらに合わせて出されたアスピックにぴったりでした。
アスピックとは、フランス料理で肉や魚を煮たブイヨンをゼリーにしたもの。
蓮根で囲まれたこのアスピックは、お皿の外側に添えられた、それぞれ異なる味のソースにお好みでつけて食べます。
ソースにつけなくても素材の味で十分楽しめるのですが、オーロラソースやバジルソースなど、違った味で楽しむことができました。
フランス料理って、見た目の彩りが豊かで、日本人にとっては予想できない味ばかり。見ても楽しいし、食べても驚き、美味しいし、大好きです。
量も美味しいものをちょっとずつ食べることができるのがとてもいいです。
フランスの国民食とも言われる、アッシェ パルマンティエ。「アッシェ」はみじん切り、「パルマンティエ」はじゃがいもを使った料理のことを言うそう。
口に入れた時に、日本食の何かに似ていると思いました。
そう、肉じゃが!!
肉じゃがをクリーミーにまろやかにした感じです。美味しくいただけました。
『ROCOCO TOKYO』
牛のアスパラ巻とマリアージュされたビール。
これは私のビールの概念を覆しました。
勿論、ビールは美味しいのですが、こちらのビールはスムースでワインの様です。口当たり、風味、とても上品なビールです。
調べたらオンラインショップで購入頂けます。
お値段は可愛くないですが、お試しの価値あります♬
旬のアスパラを牛肉で巻いて焼いただけなのに。。牛肉なのに脂っこくなく、あっさり深みのある味わい。マリアージュされるだけあって、上品なビールにぴったり!
こちらのごぼうのポタージュは、美食会にたまに出てくるもの。ほんのり塩加減でごぼうそのままの風味が味わえる、冷製スープです。
お肉料理からお魚料理の合間のお口直しにちょうど良い感じです。
春の魚と言えば、鰆ですね。サワラの漢字そのまま。
クリーミーなソースとホクホクとした鰆。柔らかいお味でした。
どれもこれも美味しくて専門的なことが言えないのですが、角のない、日本人でも満足のできるお料理ばかりです。
ヴィンテージ・ハウス 1881″リバティー”カルベネ・ソーヴィニヨン
テイスティングノート:ナパ・ヴァレー全域の畑から収穫された肉厚なカベルネ・ソーヴィニヨン。温暖な気候の丘陵地の葡萄と谷底の葡萄をブレンドし、この地域の多様性と複雑性を表現するワインを造る。濃い紫色。ボイセンベリー、バーボン、トーストしたバニラのアロマとキャラメルの香りが広がる。フルボディーで厚みがあり、ブラウンシュガー、ココア、マリング・スパイス、カラントの層が口いっぱいに広がり、リッチでまろやかなタンニンが補完する。フィニッシュは長く、なめらか。
pieroth online
合う料理 肉料理、パスタ、しっかりした味わいの魚料理
葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 88%、メルロー 8%、プティ・シラー 2%、ジンファンデル 2%
Opus Oneと同じ地方、ナパ・バレーのワインです。
このテイスティングノート通り、濃厚で深みのある赤ワイン。檻がある様なビンテージではないのですが、デキャンタージュしてからいただくと、ワインが開くと言うように、まろやかになり飲みやすくなります。
ほうじ茶のシャーベットもこの会のお口直しにでてくる定番です。
見た目よりフワッとしていて、口の中で一瞬で消えます。消えた後にほうじ茶が口いっぱいに広がり、余韻が残ります。まるで手品の様。
お料理が提供された後、目の前で黒トリュフを削りのせます。
赤ワインの濃厚なソースの鴨肉のコンフィは、とても柔らかく、とろとろクリーミーなマッシュポテトとマッチして本当に美味しかったです。
そして、濃厚な赤ワインとのマリアージュは最高でした。
〆のご飯は、桜鯛と白海老の釜飯でした。バターを桜チップでスモークし、炊き立てのご飯にのせて食べます。
ご飯なのに、何処となくフランス料理を感じました。スモーキーなバターの香りが鯛や海老の風味と何故かマッチする…
お腹いっぱいなはずなのに、勧められるがままにおかわりをしてしまいました!
(写真撮り忘れてしまいました…)
最後のデザートとマリアージュされた、貴腐ワイン。貴腐ワインてとても希少なんだとか。
普段、辛口、濃厚なワインばかり飲んでいるので、馴染みがないのですが、飴色のこのワインは、とても甘く、濃厚。まさにデザートのようなワインです。
そのワインと共にこちらのデザート。甘党の方にはぴったりです!
私はあまりスイーツは得意ではないのですが、敢えて熟されていない、若いマンゴーを使っているので、見た目より甘くはなく、とろっとした濃厚なマンゴーでした。
会の帰りには、お土産にカヌレを頂きました。こちらの美食会の定番のお土産ですが、このカヌレのサイズ感といい、甘さ、もっちりさ、とても美味しくて、娘がいつも楽しみにしています。
(こちらも写真がなくてすみません…)
おわりに
2023年、春の美食会も大変満足できるお料理とお酒でした。
フレンチレストランでシェフと直接会話をしながらお食事をする機会などなかなかありませんが、この会では色々とお話を聞くことができるので、料理の知識と共にお食事が楽しめます。
いつか、この美食会に娘も一緒に参加できたらと思っています。これまでの会で高校生のお子さんも参加しているのを見たことがあります。贅沢は敵という言葉がありますが、美味しい物を食べることによって、味覚による感性は養われていくのだと思います。
なので、小さい頃、それこそ、赤ちゃんの頃からの離乳食ですら大切だと思います。
娘にも自分が美味しいと思うものをこれから沢山見つけて欲しいです。
それでは、また美味しいものに出会えたらご報告しますね。
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